STRUCTURE 構造

地震の揺れに対応するエキスパンション

L字型に配されたマンションでは、地震のエネルギーが建物全体に平均して伝わらず、大きく揺れる部分と小さく揺れる部分ができ、建物同士の接合部分にゆがみやねじれの現象が起こりやすくなります。そのため「エキスパンション」と呼ばれる開き空間を設けて建物を分離し、それぞれの動きに対応できるようにクリアランスを確保しています。そして建物接続部分は、電車の連結部のように「エキスパンション・ジョイント」で連結し、居住者と建物の安全性を向上させています。

外壁・戸境壁構造図

外壁は125mm~180mm、
戸境壁は180mm~250mmのコンクリート厚を確保。
さらに、外壁の内側は断熱材とプラスターボードで断熱効果を高めています。

床コンクリートスラブ厚構造

床コンクリートスラブ厚を
200mm~240mm確保しました。
(1階住戸及び玄関を除く)

さや管ヘッダー工法

給水・給湯管は、さや管ヘッダー工法により水廻りの耐久性、機能性、安全性を高めました。さや管ヘッダー工法とは、チューブ(さや管)の中に樹脂管を施し、ヘッダー部と給水栓以外での接続箇所を少なくして配管するシステムです。

小梁の少ないアンボンド工法

コンクリートスラブ(天井・床)の中に、ピアノ線状のPC鋼線を通して片方を固定、もう片方を、ギターの弦を張るようにぐっと引っ張り緊張させます。そうすることによって、スラブを持ち上げる力が作用し、スラブを支える小梁が少なくなるため、自由な平面設計が可能となると同時に、開放感のある居住空間を実現することが出来ます。

結露を防ぐ断熱材

結露とは、建物内と外部の温度差から窓ガラスの内側などに水滴が発生する状態をいいます。この水滴が壁や天井などに発生すると、ほこりを吸い込んで黒ずんだり、カビが発生する原因ともなります。当物件では建物の外壁部分に断熱処理を施し、優れた断熱性を持つ発泡ウレタンを外気に接する壁面に吹き付けることによって冷暖房の効率を高めるとともに、カビの原因となる結露が起こりにくい設計となっています。

窓周辺の開口補強

コンクリートの水分が蒸発するとコンクリートは収縮します。収縮すると互いに引っ張り合うのでひび割れが生じます。それが出やすいのが窓周辺。そこでひび割れの出やすい窓周辺に補強筋をいれています。

拡底アースドリル工法

基礎工事に採用している場所打杭の「拡底アースドリル工法」は建築現場で、特殊ドリル(アースドリル)を使い、支持地盤まで掘削してから、支持層内で先端支持部分の杭径を拡大した安定性のある杭です。

※上記の内容は分譲当時のパンフレット内容を基に掲載しております。掲載している画像、素材などの情報は分譲当時、竣工時に作成、撮影したものになります。

※分譲当時のパンフレット内容には、一部、CG画像が含まれています。
また、CG画像の立地・外観イメージは図面をもとに描き起こし、外観完成予想図に現地周辺を表現したイメージイラストを合成したものを含みます。